第6回 2011年5月24日(火)放送 あらすじ

 順調に治療が進んでいた羽雲(加部亜門)の病状が悪化。血液中の白血病細胞が再び増加し、病気が再発していることがわかった。抗がん剤治療での完治は難しいと判断した円山(伊原剛志)は、大地(反町隆史)に骨髄移植を提案するが、大地の白血球の型は羽雲と一致せず、大地からの移植は不可能と判明。大地はプライドを捨て、華織(井川遥)に頭を下げて血液検査を受けてもらうが、残念ながら華織の型も適合しなかった。

 羽雲はこれまでより強い抗がん剤治療で白血病細胞を抑えながら、骨髄バンクに登録して型の一致するドナーを探すことに。しかし、2カ月経ってもドナーは見つからない。これまでより強力な抗がん剤の副作用に苦しみ、日に日に体力が衰えていく羽雲を見守ることしかできない大地は、少しでも長くそばにいてやりたいという思いからついに会社を辞めてしまう。

 華織は羽雲に会えないながらも闘病を支えようと、慎平(鹿賀丈史)に頼んで羽雲の好きな画集を取り寄せ、七海(榮倉奈々)を通して病室に差し入れる。七海は羽雲に会わないままでいいのかと問うが、華織は「あの子の気持ちを乱したくない」と病室に顔を出そうとしない。待つことしかできない華織は、諦めきれず必死に医療専門書をあたり、韓国から提供された骨髄で移植が成功した事例を見つける。しかも、その手術に携わった韓国の小児白血病の権威・李信基(イ・シンギ)教授(チョン・ウソン)が学会出席のため来日中だと知った華織は、いてもたってもいられず会場のホテルへ赴く。そして李との面会を願い出るが、会うことはかなわなかった。

 その頃、羽雲が肺炎を起こし、危険な状態に陥っていた。苦しむ羽雲の姿をただ見守ることしかできない大地は無力感にさいなまれる。かたや、華織は強い決意を持ってホテルの前で李を待ち続けていた。雨のなか、濡れながらも自分を待ち続ける華織のがむしゃらな姿に傘をさし出す李。華織はすがる思いで血液検査の結果を渡し、羽雲の骨髄移植を叶えたいと訴えるが…。

キャスト

スタッフ

■原作
 「グッドライフ」
 チョ・チャン イン著(小学館文庫)

■脚本
 大島里美

■監督
 三宅喜重(関西テレビ)

■チーフプロデューサー
 笠置高弘(関西テレビ)

■プロデューサー
 木村 淳(関西テレビ)

■アソシエイトプロデューサー
 安藤和久(関西テレビ)

■音楽
 住友紀人

■制作著作
 関西テレビ

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