第2回 2011年4月26日(火)放送 あらすじ

ぼく入院するの?

 家を出た華織(井川遥)に離婚を突きつけられた大地(反町隆史)は、「パパをひとりぼっちにしたくない」と大地のもとに残った羽雲(加部亜門)の心情を知り、ひとりで羽雲を育てていこうと決意。だが、慣れない家事に手を焼き、羽雲をあまり構ってやれない。そんなある朝、羽雲からひざの痛みのことで病院に検査に来るよう言われていることを打ち明けられるが、ただの成長痛だと受け流し、慌ただしく仕事に出かけてしまう。

 その頃、明青医大病院の小児病棟では、七海(榮倉奈々)がカラフルに模様替えした子どもたちのプレールームに看護師たちがあ然となっていた。反発を受けても懲りることなく、自分のやり方を貫こうとする七海を、半ばあきれた目で見ている優香(永池南津子)。一方、円山(伊原剛志)は約束の日になっても検査に現れない羽雲のことを気にかけていた。

 その日の午後、警視庁記者クラブで仕事に追われていた大地に羽雲の担任教師・細川(荒木宏文)から電話が入った。羽雲がひざの痛みを訴え、体育の授業を休んだというのだ。細川は検査に連れて行くよう促すが、家庭のトラブルを知られたくない大地は周囲の記者の目を気にして早々に話を切り上げてしまう。

 羽雲は放課後、華織と一緒に通っていた東京美術大学の親子絵画教室に出席していた。子どもたちに絵を教えていた慎平(鹿賀丈史)は羽雲がひとりで来たことに気づき、家まで送っていくことに。仕事を抜け出して羽雲の様子を見に来た大地は2人に出くわし、羽雲がひとりだった理由を華織が体調を崩したからだと説明。だが、事情を知っている慎平はやり切れない思いにとらわれる。

 華織は独身時代に就いていたキュレーターの仕事に復帰しようと、美術館を巡って面接を受けていたが、なかなか採用が決まらない。そんな華織を心配げに見守る慎平だが、華織は「面接で絵の話ができるだけで楽しい」と明るい表情を見せる。華織は大地との結婚生活の中で抑えてきた自分の思いを、自由に表現できることに充実感を覚えているようだった。だが、慎平が羽雲のことを切り出すと、華織は「もうあの子のことは言わないで」と表情を硬くする。

 ようやく大地は羽雲を連れて明青医科大病院へ。羽雲の検査中も仕事の電話に席を外し、羽雲のそばにいようとしない大地に、円山は複雑な思いを抱く。そしてまもなく、診察室に呼び入れられた大地は円山から検査の結果を告げられる。羽雲の血液に異常が見つかり、今すぐにでも検査入院が必要だというのだ…。

キャスト

スタッフ

■原作
 「グッドライフ」
 チョ・チャン イン著(小学館文庫)

■脚本
 大島里美

■監督
 三宅喜重(関西テレビ)

■チーフプロデューサー
 笠置高弘(関西テレビ)

■プロデューサー
 木村 淳(関西テレビ)

■アソシエイトプロデューサー
 安藤和久(関西テレビ)

■音楽
 住友紀人

■制作著作
 関西テレビ

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