第3回 2011年5月3日(火)放送 あらすじ

パパの大事なもの

 羽雲(加部亜門)が小児白血病に侵されていると知った大地(反町隆史)は、ついに華織(井川遥)との離婚を受け入れる決意を。華織に病気のことを知らせず、ひとりで息子の闘病を支えていこうと覚悟を決める。

 翌日、大地は上司の奥田(北見敏之)に離婚を報告。自分が羽雲を引き取ることを打ち明ける。奥田は仕事と育児を両立できるのかと心配し、大地の父親の話をしようとするが、大地はその言葉を遮って仕事に戻る。そして大地の脳裏には、幼いころの父親との辛い思い出がよみがえっているのだった…。

 徹夜続きの仕事に追われながら、合間のわずかな時間で家事や羽雲の見舞いをこなそうと奮闘する大地。だが表情には疲労の色が見え始めていた。そんな折、昨年末に起こった殺人事件の容疑者が逮捕された。容疑者は16歳の少年。事件の担当記者は児島(金井勇太)だった。児島の自殺未遂に責任を感じていた大地は、自ら少年の身辺取材に乗り出す。

 病院では、七海(榮倉奈々)の提案がきっかけで羽雲が思わぬことを始めていた。大地の仕事さながらに、円山(伊原剛志)や看護師たちへの“取材”に夢中になっていたのだ。新聞のレイアウトのように線が引かれた用紙に、聞き出したことを嬉々として書き込む羽雲。

 そんな折、病院を訪れた大地は、羽雲の抗がん剤治療がいよいよ始まることを円山から聞かされる。心身ともに辛い治療になるうえ、免疫力の低下で軽い感染症も命に関わることがあると告げる円山。病室に向かった大地は羽雲に治療について説明をし始めるが、七海からすでに説明を受けていた羽雲は「がんばる」と前向きな態度を見せる。

 一方、華織は美術館に復職し、いきいきと仕事をこなしていた。後輩から慎平(鹿賀丈史)との関係を勘ぐられた華織はこれを否定するが、かつてともに美術展の仕事をした慎平と再会し、心が救われたことを打ち明ける。だが、大地のもとに残してきた羽雲への思いで心は揺れていた。

 その頃、大地は容疑者の少年の自宅の前で、家族から話を聞こうと張り込みを続けていた。だが、家族は一向に現れる様子がない。そんなとき、少年の父親が警察署から出てきたとの連絡が入る。自宅に戻るはずの父親を押さえようと意気込む大地だが、そのとき、病院から電話が入り…。

キャスト

スタッフ

■原作
 「グッドライフ」
 チョ・チャン イン著(小学館文庫)

■脚本
 大島里美

■監督
 白木啓一郎(関西テレビ)

■チーフプロデューサー
 笠置高弘(関西テレビ)

■プロデューサー
 木村 淳(関西テレビ)

■アソシエイトプロデューサー
 安藤和久(関西テレビ)

■音楽
 住友紀人

■制作著作
 関西テレビ

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