レインは「やはり俺は外道だなぁ。こんな姿でしかお前を守れねえ」と涙をしながら、ロデュウに立ち向かっていく。　その姿を見たカイルは本を手に取り、ついに呪文を読む。レインから出た術の威力は大きく、ロデュウも余裕で居られないほど。カイルはその威力に再びおののく。おびえるカイルに向かってロデュウの攻撃が迫る。カイルを守ったのはやはりレインだった。
　ロデュウはガッシュたちを追いつめていた。カイルは「レイン、早く！ガッシュを助ける！」震えながらも懸命に叫んだ。ガッシュたちの前に立ち、彼らを守ろうとするカイル。そのカイルの姿を見て、レインは思う。「もう俺がいなくても大丈夫だ。どんな奴の目の前でも、まっすぐ立つことができる」
　レインの最後の術が炸裂し、ロデュウは傷つき撤退していった。レインはもう思い残すことはない、とガッシュに本を燃やしてくれるよう頼むのだった。