第106回 2005年5月8日(日)放送 あらすじ

#106 ピンチ到来 逆襲のQ! 全呪文封殺!?

「お前たちを消しにきたのだ!!」と言うことだけはカッコいいコーラルQ。散々ハッタリをかます。グラブも、天才少年であった清麿に興味があることを告げる。
「これでもオレは、君に負けない頭脳を持っていると自負していてね……」 これまでガッシュと清麿が勝利してきたのは、清麿の天才的な頭脳のおけげと分析しているグラブ。つまり、清麿よりも頭のいいグラブなら勝てるというのだ。確かに、そうかもしれない。しかし、どうしても目の前で、変な格好しているコーラルQに負ける気がしない。試しにもう一度『ザケルガ』を放つ。
「ノゥオオオォォォォォォッ!!」 やっぱり弱いじゃん。一気にカタをつけてやろうと盛り上がる清麿&ガッシュ。 その頃、鈴芽は、清麿とガッシュを探していたが、すっかり道に迷って、一人で泣いていた。そんな鈴芽と出会うウマゴンとサンビーム。鈴芽から、空飛ぶブリとガッシュの話を聞き、それが魔物の罠であると思うサンビーム。なんとしても、その決戦の場にいきたいが、方向オンチの鈴芽ではどうすることも……。破壊された高速道路の上。コーラルQは、すっかり弱気になって、
「すまない……今の私はポンコツだ……体操が踊れるくらいにな……」 コーラルQはその言葉通り、『弱いぞ! ポンコツ体操ッ!!』を踊って歌う。清麿はザケルガを唱える。ガッシュの攻撃をまともにくらうコーラルQ。ボロボロになりながら、夜空の星を見上げて、
「ああ、せめてコーラルPがいてくれたら、合体変形ロボになれたのに……」
「そんな奴がいるのか?」
「いない」
「ザケルガ!!」
「ノオオウアアアアアッ!!」コーラルQはグラブに本を差し出すように言う。
「馬鹿かおまえ……その変形は、『ザケルガ』を防ぐものではないだろう」
「ああ、そうだった!」急に強気になって、
「覚悟しろピヨ麿! ムーンロボパワー……メイクアーップ!」変なポーズでクルクル回って変形しようとしている。だが、それは一連の歌と踊りと同じで、コーラルQの単なる趣味だった。
「あいつ、なんでもありなんだな……」 グラブは変形呪文を唱える。『ラ・ロボガルグ』清麿はもうツッコミいれずに攻撃開始! しかし、変形したコーラルQは、ザケルガを跳ね返した。清麿たちにザケルガが戻っていき、大爆発! そこに一気呵成に攻め込むコーラルQ。『ビーザム・ロボルガ』というミサイル攻撃で、ガッシュのラシルドを打ち砕く。そして、その二弾目のミサイルはガッシュに向かってくる。ガッシュは、それを生身で受けて立つ。それをモロにくらっても、ガッシュは立っていられる。グラブは、ガッシュが強くなっている事を知り、データの変更が必要だと思う。
「コーラルQ!奴らは強くなっている!データを20%アップさせるぞ!!」
「では一時撤退だピポ!!」しかし、自分たちで道路を破壊したから,帰るに帰れない。
「どうするのだ~~~ッ!?」慌てふためくコーラルQとグラブ。
「本当にあいつは天才なのか……」と思う清麿-------------。
高速道路の上。グラブは冷静に言う。
「心配するな……こんな時に為に、空飛ぶブリを用意していたんだ」空から、ブリが舞い戻ってきて、ガッシュたちの前で余裕の挑発をする。
「もうしんな造り物のブリに騙されるもんか!!」しかし、ガッシュはまんまとブリを追いかけていく。
「うぬ~~! 待つのだ~~~ッ!!」その間に、グラブはコンピュータを取り出して、データを入力していく。そして、コーラルQの背中にUSBコードを繋げてデータを変更する。一方、ずっとブリを追い掛け続けるガッシュ。清麿は仕方なく『ザケル』を唱えて、ガッシュの口から電撃を放つ。目の前にあった空飛ぶブリは黒焦げで大爆発。ガッシュはその時初めてブリが機会だった事に気付く。
「あう!これは偽物のブリではないか!よくも私を騙したなぁ!!」コーラルQはデータが書き換わって、動作が速くなっている。
「コーラルQ!どんどん攻撃するぞ!!」
「ピポーッ!!」清麿は『ジケルド』を唱えて、コーラルQを磁石に変えた!!だが、コーラルQは『ムロム・ロボルク』でゴムロボットに変形。金属を寄せ付けない。
 清麿は泣きながら『ラウザルク』を唱える! 一方、コーラルQは『ディゴウ・ロボルク』に変形して対抗! フザケたデザインだが、コーラルQは速い! ガッシュの『ラウザルク』を凌駕していく。そして、強烈な一撃をくらうガッシュ。清麿たちに残された呪文は、『ザクルゼム』と『バオウ・ザケルガ』のみ。なにげに大ピンチのガッシュと清麿で------------。

キャスト

高嶺清麿
 … 櫻井孝宏
ガッシュベル
 … 大谷育江
水野鈴芽
 … 秋谷智子

 … 前田 愛
高嶺清太郎(清麿の父)
 … 置鮎龍太郎
高嶺華(清麿の母)
 … 山崎和佳奈

スタッフ

■企画
 金田耕司(フジテレビ)
 関弘美(東映アニメーション)
 都築伸一郎(小学館)
 木村京太郎(読売広告社)
■原作
 雷句 誠
(小学館週刊少年サンデー連載中)
■プロデューサー
 高瀬敦也(フジテレビ)
 櫻田博之(東映アニメーション)
 池田慎一(読売広告社)
■シリーズディレクター
 貝澤幸男
■シリーズ構成
 大和屋暁
■キャラクターデザイン
 大塚 健
■脚本
 大和屋暁
 山田隆史
 まさきひろ
 広平虫
 ほか
■美術
 渡辺佳人
■製作担当
 岡田将介

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