ビブリア古書堂の事件手帖
複数の真実
篠川栞子(剛力彩芽)は太宰治の『晩年』を抱えたまま、病院の屋上で笠井菊哉(田中圭)と対峙していた。駆けつけた五浦大輔(AKIRA)はふたりの間に割って入ろうとするが、笠井の手には鋭いハサミが握られていた。笠井は、本は傷つけないが人間には容赦しないから『晩年』を渡せと迫る。
笠井は、『晩年』を手に入れるためならどんな犠牲を払っても構わないと鬼気迫る表情で栞子に詰め寄る。栞子は、自分は笠井とは違う、自分には古い本よりも大事なことがあると言い、ライターを取り出すと、この本がすべての元凶だと、火をつけようする。
後日、ビブリア古書堂に買い取り希望の須崎(井浦新)がやってきて、髪が短くて物静かな女性店員はいないかと大輔に尋ねる。栞子が戻ってくると、須崎は、足塚不二雄の『UTOPIA 最後の世界大戦』はいくらで買い取るか、と聞いた。その言葉に表情を変えた栞子に、鶴書房版の初版でしかも美本だと言う須崎。栞子は、実物を見た上だが、100万円単位になるのでは、と返す。すると、須崎は満足そうな表情を浮かべ、車を移動してくると言って外へ出て行く。しかしその後、何時間経っても須崎は戻ってこなかった。
その後、栞子と大輔は買い取り表の住所を頼りに須崎を訪ねた。ふたりを部屋に入れた須崎は、膨大な古書漫画のコレクションを見せるとともに、栞子の母・智恵子(安田成美)と自分の接点を語りはじめ…。
笠井は、『晩年』を手に入れるためならどんな犠牲を払っても構わないと鬼気迫る表情で栞子に詰め寄る。栞子は、自分は笠井とは違う、自分には古い本よりも大事なことがあると言い、ライターを取り出すと、この本がすべての元凶だと、火をつけようする。
後日、ビブリア古書堂に買い取り希望の須崎(井浦新)がやってきて、髪が短くて物静かな女性店員はいないかと大輔に尋ねる。栞子が戻ってくると、須崎は、足塚不二雄の『UTOPIA 最後の世界大戦』はいくらで買い取るか、と聞いた。その言葉に表情を変えた栞子に、鶴書房版の初版でしかも美本だと言う須崎。栞子は、実物を見た上だが、100万円単位になるのでは、と返す。すると、須崎は満足そうな表情を浮かべ、車を移動してくると言って外へ出て行く。しかしその後、何時間経っても須崎は戻ってこなかった。
その後、栞子と大輔は買い取り表の住所を頼りに須崎を訪ねた。ふたりを部屋に入れた須崎は、膨大な古書漫画のコレクションを見せるとともに、栞子の母・智恵子(安田成美)と自分の接点を語りはじめ…。