第6回 2016年7月9日(土)放送 あらすじ

夫の決断 すれ違う思い…家族の幸せって?少女の苦悩と七夕に込めた願い

『夫の抱える思い』
今ある幸せは、片倉ひかり(川島海荷)さんから授かったもの。
6年もの間、清和(田中直樹)が抱え続けてきた思い。それを知った佐都子(安田成美)のもとに浅見(石田えり)から、ベビーバトンの説明会で養子を迎えた話をして欲しいと頼まれる。清和への思いもあり佐都子は一瞬ためらうが、そんな佐都子に浅見は「良いことも悪いこともそのまま話してほしい」と言う。

『見えない明日』
一方、ひかりは朱美(MEGUMI)が書いた七夕の短冊から、朱美には樹という亡くなってしまった子供がいたことを知る。最愛の子を病気で失い、生きることすら億劫になった朱美を救ったのは、出産前に蒔いた種から出た、たった一葉の百日草の芽だった。
「一度狂った歯車は、そう簡単には戻せない。それでも種を蒔いて明日を生きるしかないんだよ」
朱美の言葉を噛みしめるひかり。しかし、そんな中、坂上(山田将之)の元で詐欺の手伝いをしている健太(小野塚勇人)は苦しみの最中にいて……。

『香澄の葛藤、清和の懊悩』
幼少期の母親との関係のせいで母になることに怯えを抱く香澄(佐津川愛美)は、不倫相手との子を中絶するかしないか迷っていた。そんな香澄を清和は食事に誘う。
香澄の迷いを指摘する清和に、香澄は中絶同意書をつきつける。育てられないのに無責任に産めば、子供が不幸になる、と。
「育てられないのになぜ産むのか。俺には否定できない……」
清和はひかりに感謝していた。朝斗(林田悠作)を産み、その笑顔に出会わせてくれたことに。
答えのない苦しみを抱えた二人。清和は、香澄をベビ―バトンの説明会に誘うが……。

『会場へ』
数日後、佐都子は、清和・朝斗とともに、会場を訪れていた。
浅見に紹介された佐都子たちが聴衆の前に着席。そして、それぞれの思いを胸にベビーバトンの説明会が始まろうとしていた……。

キャスト

栗原佐都子:安田成美
片倉ひかり:川島海荷
栗原清和:田中直樹ココリコ
後藤香澄:佐津川愛美
星野理沙:滝沢沙織
山本健太:小野塚勇人
平田コノミ:黒川智花
浅見洋子:石田えり

スタッフ

【原作】
辻村深月「朝が来る」(文藝春秋刊)

【脚本】
高橋麻紀

【企画】
横田誠(東海テレビ)

【プロデュース】
松本圭右(東海テレビ)
渋谷未来(テレパック)
井上季子(テレパック)

【演出】
金子与志一

【音楽】
市川淳

【主題歌】
ZAZ「もし私が忘れるようなことがあったら」(ワーナーミュージック・ジャパン)

【制作著作】
テレパック

【制作】
東海テレビ

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