悪魔の弁護人 御子柴礼司 - 贖罪の奏鳴曲 -

第6回 2020年1月11日(土)放送 あらすじ

最終章依頼人は…実の母親!?過去に翻弄される悪魔 今夜ラストはあの男が渾身逆襲劇!!

とある邸宅の一室。一人の男が梁から首を吊った状態でぶら下がっている。その足元に遺書を置く女。うつろな表情で男を見上げて―――

ある日、1人の女性が御子柴(要潤)の事務所を訪れる。薦田梓(森脇英理子)――御子柴が少年院に収容されて以降、30年以上会っていなかった御子柴の妹だった。梓は御子柴に衝撃的な事実を告げる。御子柴の母・郁美(浅野温子)が殺人容疑で逮捕されたと。
郁美は再婚した夫・成沢拓馬(市山貴章)を自殺に見せかけて殺害した疑いがかけられているという。弁護してほしいという梓の頼みをあくまで冷たくあしらおうとする御子柴。だが、梓は“死体配達人”の母親の弁護など誰も引き受けないと告げる。
「あんたに拒否する権利なんてない。ちょっとは罪滅ぼししなさいよ」

拘置所の面会室で郁美と対面する御子柴。再会を喜ぶ母に対して、御子柴はただの弁護人という態度を崩そうとしない。「私はやっていない」と訴える郁美だったが、状況は最悪だった。資産家である郁美の夫・拓馬は、自宅で首吊り死体となって発見された。警察による鑑識の結果、不審な状況証拠が次々と見つかる。首に巻き付いた縄に付いた郁美の皮膚片、遺書の署名部分はカーボン紙のインク、そして成沢の体から検出された多量のアルコール――。子供がいない成沢の遺産はすべて郁美に相続される。すべての状況が郁美の犯行を裏付けている。果たして、郁美は本当に無実なのか……

その頃、検事の岬(津田寛治)は事件のあった成沢家の現場を訪れていた。今度こそ、御子柴を法曹界から抹殺するため細かな証拠を集める岬。そこで岬はある驚愕の事実に気付き―――

いよいよ始まる「大田区資産家殺人事件」の初公判! 御子柴はまだ気付いていなかった。この裁判が御子柴を、そして家族を再び地獄に引きずり込むことになるとは……

キャスト

御子柴礼司: 要潤
日下部洋子: ベッキー
桜葉あすみ: 玄理
宝来兼人: 本村健太郎(今回出演せず)
横山紗矢: 田中こなつ
薦田梓: 森脇英理子

成沢郁美: 浅野温子

岬恭平: 津田寛治

スタッフ

【原作】
中山七里(講談社文庫)(弁護士・御子柴シリーズ)
『贖罪の奏鳴曲』『追憶の夜想曲』『恩讐の鎮魂曲』『悪徳の輪舞曲』

【企画】
市野直親(東海テレビ)

【脚本】
泉澤陽子

【音楽】
島崎貴光(スマイルカンパニー)
佐々木裕(スマイルカンパニー)
コヤマヒデカズ(スマイルカンパニー)

【監督】
村谷嘉則

【協力プロデューサー】
遠山圭介(東海テレビ)

【プロデューサー】
松本圭右(東海テレビ)
渡辺良介(大映テレビ)
椋尾由希子(大映テレビ)

【制作著作】
大映テレビ

【制作】
東海テレビ

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