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エコアナ・佐々木恭子リポート
「難民」という言葉を越えて、心に語りかける映画『WAR DANCE』

[2008年7月1日更新分]


先日、ガイアナ共和国の取材VTRを持って、某大学のメディアゼミでお話させていただいたときのこと。学生さんから、耳の痛い質問が来ました。

「メディアは、より悲惨なことばかり目を向け、伝えている。グローバリゼーションの結果、貧困が連鎖し、搾取される現地の様子を見ても、世界の仕組みはそう簡単には変わらないし、無力感ばかりを感じてしまう」と。


© UNHCR

もちろん、その場では、知ることが何より大切、知らなければ何の行動もできない等々話したものの、心の中では、学生さんの意見は一理あるなあと思っていました。

というのも、『第3回難民映画祭』のオープニング作品として上映された『WAR DANCE』が、すばらしいのです。ウガンダの内戦で家を追われ、国内避難民キャンプで暮らすことを余儀なくされている子どもたちが、音楽とダンスを通して誇りを取り戻す姿が、生き生きとスクリーンに映し出されています。

そして、それを部族の誰もが、また誇りに思っています。「誇り」。-日常的に、私自身はあまり使う言葉ではないですが、生きるうえでどれだけ大切で、重みのあるものか、痛感させられました。


何より、絶望の深淵とともに、希望も描き出していることに、胸が熱くなりました。

人の生活は、絶望だけではない。どんな状況であれ、必ずいつか希望を見出し、一歩一歩進みだすたくましさがあります。
そんな姿に、また私たちも背中を後押しされるのです。

難民映画祭。「難民」っておかしな言葉です。生きるのが難しい民?避難している民?イメージできそうで、できないものです。


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しかし、映画というエンタメは、言葉を超えて、語りかけてきます。彼らの人生を。考える前に、感じたい。彼らの思いを。 見終わったら、なんだか無性に、力強く歩きたくなっていました(笑)。

■ウォー・ダンス
今秋、東京都写真美術館にて上映決定(配給:Imagica TV)
第3回難民映画祭オープニング作品(2008年6月)

注1)『第3回難民映画祭』は、UNHCR(国連高等弁務官)駐日事務所と日本UNHCR協会が2008年6月20日の「世界難民の日」を記念して開催されました。
注2)『ウォーダンス』は2008年第80回米国アカデミー賞長編ドキュメンタリー部門ノミネート。2007年サンダンス映画祭監督賞受賞。この秋、東京都写真美術館での公開が決定しています。

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