津波被害から3年後のバンダアチェ
〜人々の逞しさに感動〜
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photo23バンダアチェ2日目、11月2日(金)は、ホテルを8時40分に出発。

photo24.25● 小学校SDN64へ。
この日が開校式と言うことで式典に出席。
バンダアチェの子どもたちの歓迎の踊りは初めての体験だっただけに感激をしました。NGO等の協力により、教室には真新しい椅子と机、黒板が入っていました。

photo26.27この地区は、海岸線からは離れていますが、強度地震に襲われた地区で、もとの小学校は半壊し、先生も随分亡くなったそうです。

● ユニセフとイギリスのNGOの協力で完成した、エコ住宅群224戸訪問(水と衛生プロジェクト)
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近い将来は、パイプラインにより山から水を引き入れ、処理された清潔な水で暮らせるようにするそうですが、現在パイプラインは、まだ未完成でした。
しかし、各家庭には、し尿処理装置が完備されており、清潔な生活を送れるよう有機肥料としての使い方を指導されています。それを利用し、人々は農作物等を栽培しています。ユニセフでは、衛生の意識を広めているとのこと。エコ住宅の整然さにビックリしました。

● 完成したヘルスセンター(妊産婦さんようの診療所)とコミュニティセンターへ。
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昨日見た完成形を視察しました。2ヶ月前に完成したぴかぴかのセンター。
ユニセフでは同様の施設を227建設予定ですが、どの形が良いか、4つの地域でテストを行い、最善な形のものを探しているとのこと。今回の視察したセンターは、にぎやかで、既に助産婦さんも常駐しており、進んでいることが実感できました。今回訪問したのは、4番目のテストケースのものでした。

● チャイルドセンター(CC Labuy)
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2006年12月に完成。建物はユニセフが作り、内側の必要物はNGOが協力しました。バンダアチェでは、チャイルドセンターを21棟建設予定ですが、まだ3つしか出来ていません。訪れたセンターは、海岸線のすぐそばの地域にあり、住宅密集地でしたが、地権者がセンター建設に土地を譲ってくれたといいます。このセンターは、始めはテントで子どもたちの心理療法を行ってきました。現在は、子どもたちの遊び場や、勉強の場所、地域住民の集会所となっています。中にはパソコンルーム、図書室も完備され、職業訓練も行っていました。職業訓練では、ジャーナリスト・IT関係・歌や踊りといった芸術関係の指導も行っているそうです。

この他、福井テレビの安野記者の要望もあり、津波で親を亡くした子どもの翌日の取材のリサーチ等を行い視察は終了しました。
この夜、ユニセフバンダアチェのエドワード代表を含め、視察にお付き合いいただいた、バンダアチェ事務所の皆さんと、スタディツアー参加者の懇親会がにぎやかに行われたことは言うまでもありません。
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