律が美佐緒と結婚して一年、律なりに新しい生活に馴染もうとしていた。が、矢内邸での生活に息苦しさを感じていた律。色々、世話を焼く美佐緒に苛立ちを覚えてしまう。
　一方、美佐緒はそんな夫の様子に焦りを覚える。律との結婚が間違いでなかったことを示すためにも、にいなを取り戻す決意を固める美紗緒。裁判をも辞さない覚悟の美紗緒だったが、一向に成果は上がらなかった。にいなへの思いを強くする中、公園で偶然、柊子と再会する。柊子は一歳になる息子・森を連れていた。その幸せそうな表情に安堵を覚えると共に嫉妬する美佐緒。不安を打ち消そうと、律に柊子のことを話してしまう。
　美佐緒から柊子のことを聞いた律は思わず、艶子のサロンを訪ねる。ティーサロンになっていた店。そこで律は柊子と再会する。艶子と一緒に働いていた柊子。子どもの父親のことを気にする律に、父親は相馬だと嘘をつく柊子。
　一方、そのころ、康一郎もまた、柊子の育てる子供の存在に気付き…。