艶子のサロンの秘密の部屋で、柊子と律は三年ぶりに再会する。律に自分の秘密を知られても、柊子は平然としていた。
　律はリフォームデザインをしていて、艶子のサロンにもその仕事で来ていた。柊子は艶子に律との関係を打ち明ける。律は仕事の評判はいいが、女性関係に問題があるという。
　ある日、理沙の二十歳の誕生パーティが開かれる。貴久恵は若槻の弟・和也と理沙を結婚させ、康一郎の後継者にしようと企む。が、和也は義姉の美佐緒を密かに慕っていた。
　一方、理沙も運転手の小柴に関心を持っていた。小柴は柊子と仲がいいので、理沙はますます柊子を嫌う。
　その理沙に関して、柊子が良からぬことを考える。