妊娠中の美佐緒の体に異変が生じ、母子共に危険な状態になる。いつになく取り乱す康一郎の様子に、柊子は疑問を感じる。
　そんな折、柊子は夫が隠していた一枚の写真を見つける。それはウエディングドレス姿の女性の写真で、美佐緒によく似ていた。
　美佐緒は最悪の状態を免れる。美佐緒の看病をしながら、柊子は彼女の亡き母親について尋ねる。
　ある確信を持った柊子は、康一郎が鍵をかけている書斎の机の引き出しを開ける。
　果たして、そこには美佐緒の母親の日記帳と鑑定報告書が入っていた。
　そこへ、康一郎が来る。康一郎は若き日の恋の思い出を語り、美佐緒の父親であることを告白する。