第25回 2004年3月20日(土)放送 あらすじ

『#25 家族の肖像』
『#26 ギルガメッシュないと~いんちきゲームの夜~』

(#25)
 ホテル・プロヴィデンスの医務室。紀世子の亡骸を前に、竜也やイサム達が集まっている。紀世子が竜也に伝えた謎の言葉「クレンジング・フラッド」について語り合っている。風子が言う。「全てを浄化する大洪水…?」
 ホテル・プロヴィデンスの厨房。麗子に見とれる透。その透に「麗子は結城老人のクローン」である事を懇切丁寧に教える執事。…ということは…麗子は「オ・ト・コ!?」ショックを受ける透。みんなに確認するが、透以外は全員当然のことのように理解していた。
 レストランでの朝食。普段は別に食事を採っている執事にも同席するように勧める伯爵夫人。そして朝食。静かな、醒めた雰囲気が流れている。そんな雰囲気を察した麗子がせっかく揃っているのに楽しそうでないと感想を述べる。それをきっかけに、イサムと風子は自分達のオリジナルの実家に行ったことを話し始める。自分達と瓜二つの写真たち。
 そんな話をしているうちに夫人は「今、ここであなたたちと食事ができる事を私は心から感謝しています。」と…受けて風子も「ヒロコちゃんがボロボロだった私を産みなおしてくれたんだよね…」と涙で目を濡らす。そして、その話を聞いていた執事はこの一同で写真を撮る事を提案する。
 楽しみながら、お互いに励ましあいながら、写真をとる一同。そこに…突然ブラッタリアを連れた風祭がやって来る。「このホテルを接収させて頂きます」もう何を言っても仕方がないと諦めた夫人はまず、執事を安全な場所にフィルムと共に避難させる。
 ホテルの地下室。イサム達が紀世子の亡骸を移動してくる。「ここなら安全だ」出て行くイサム・風子・透。残る竜也。「いつだって一緒だから…」
 ホテル・プロヴィデンスの前庭。作業をしているブラッタリアが突然攻撃を受けた。ギルガメッシュの来襲である。

(#26)
 雷鳴轟くホテル・プロヴィデンスの前庭。突然現れたエンキドゥ(円輝道)・各務貴顕・城所翔一・黛エリカ。驚く伯爵夫人。自分のオリジナルと対峙するイサム。何故彼らが甦ったのか?その答えはティア。ティアが自分達を生かしてくれたのだと語る城所達。
 デルフュスの危険性を世界に知らしめた輝道がどうしてこんな事を…という夫人に「進化をやり直すため」だと告げるエンキドゥ。正門をぶち壊して入ってくるブラッタリア装甲車。強烈な波動を発射する。波動を受け、苦しみだす竜也、ギルガメッシュ達、エンキドゥ。装甲車から取り出した矢でエンキドゥを射る風祭。突き刺さる矢!繋がったプラグからの波動に苦しむエンキドゥ。それに対して各務達はデュナミスをで装甲車を破壊する。
 荒い息のエンキドゥ。と、身体が光だし…彼の身体から球状の光が分離して空中に浮かんでいく…「あれは、…」夫人が呟く。風祭は薄笑いを浮かべる・・・。

キャスト

円 竜也:浪川 大輔
藤崎イサム:伊藤 健太郎
円 紀世子:中村 千絵
御室風子:小林 沙苗
伯爵夫人:斎賀みつき
月岡 透:宮田 幸季
ノウェム:渋谷 茂

スタッフ

原作:石ノ森章太郎
監督:むらた雅彦
シリーズ構成:薩川昭夫
脚本:薩川昭夫/村井さだゆき/小林靖子/大西信介
キャラクターデザイン:奥瀬サキ/竹谷隆之
ゼネラルプロデューサー:山崎一彦(関西テレビ)/大橋研一(ジャパンヴィステック)
プロデューサー:古市忠嗣(関西テレビ)/井上光晴(ジャパンヴィステック)
スーパーバイザー:小野寺章
制作:関西テレビ放送/ジャパンヴィステック

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