僕の歩く道

第1回 2006年10月10日(火)放送 あらすじ

誰よりも純粋な男

 先天的な障害により、10歳児程度の知能までしか発達しなかった31歳の自閉症の青年・大竹輝明(草なぎ剛)。主治医の堀田丈二(加藤浩次)は、簡単な言葉を記憶するテストを行っていた。「すずしい」「南極」「あたたかい」…。一分後に記憶の確認をすると、言葉どおりに記憶している輝明。でも「どうですか?」といった抽象的な質問をされると、少し黙り込んでしまう。輝明は職場の人の無理解のため、なかなか定職に就けないでいた。「僕にいやなことを言う人がいたので」と言う輝明に「どんなことを言われたんですか?」と堀田がたずねると、そのことを思い出した輝明は落ち着きをなくし、そわそわと自転車レース、ツール・ド・フランスの歴代優勝者をつぶやき出す。「1903年モーリス・ガラン。1904年アラン・コルネ。1905年…」。
 輝明の家族は、母の里江(長山藍子)と、妹りな(本仮屋ユイカ)。家は二世帯住宅で、もう一方に兄の秀治(佐々木蔵之介)の家族が住んでいる。「就職相談会があるんだけど、行ってみない?」と里江は輝明を誘うが、返事は「…行かない」。そこへやってきた秀治が「もう健常者と一緒の仕事はやめたら?」と言うと「何度言ったらわかるの? 健常者とか障害者っていう言葉、使わないでちょうだい」と里江。
 夕飯を終え、部屋に戻った輝明は、幼なじみの松田都古(香里奈)に葉書を書く。『都古ちゃんへ。今日は、病院に行きました。堀田先生と話しました。ツール・ド・フランスのビデオを見ました』輝明の葉書は、いつも三行だ。
 その都古の勧めで、輝明は彼女が獣医として勤める動物園に、飼育係の面接を受けに行くことになった。園長の久保良介(大杉漣)をまっすぐに見て話せない輝明だったが、都古が事前に話していたこともあり、久保は二週間様子を見て正式に働くかどうかを判断します、と約束してくれた。
 緊張しながらも動物園に出勤する日々が始まった。ベテラン飼育係の古賀年雄(小日向文世)のもとで、テンジクネズミなどのいる“ふれあい広場”の仕事を覚えることになった輝明。しかし先輩飼育係の三浦(田中圭)から「これで、ここの掃除をしてください」とほうきを手渡たされるが、ほうきを持って突っ立ったまま。困って呼ばれた都古は、「どこからどこまでどういう手順で掃くのか具体的に教えてください。どんなことでも、会話は具体的にお願いします。抽象的な会話は、さけてください」と接し方を説明する。その後も輝明は、昼食時にポークカレーを目の前に「チキンカレー」と言い続けて食べなかったり、りんごをだいたい二センチで切ってと言われれば定規を置いてきっちり二センチ幅にしたり。そのたびに都古は、「彼のこだわりです」「自閉症の特徴の一つです」などとフォローを続ける。子供の時から一緒だった都古は、輝明をよく理解していた。そんな毎日を三行の葉書に書き、輝明は都古に送る。
 ある日、都古の部屋に来た親友の大石千晶(MEGUMI)は、都古の彼氏の存在に気づく。しかし相手は妻帯者。都古の恋には寂しさもあった。
 一週間が経ち家族連れやカップルで賑わう日曜日。パフォーマンスをしているピエロが持っていた風船の割れる音に驚いた輝明は、世話をしていたテンジクネズミを逃がしてしまい、パニックに…。

キャスト

大竹輝明 … 草なぎ 剛
松田都古 … 香里奈
大竹秀治 … 佐々木蔵之介
大竹りな … 本仮屋ユイカ
大石千晶 … MEGUMI
三浦広之 … 田中 圭
      ●
堀田丈二 … 加藤浩次
      ●
大竹真樹 … 森口瑤子
河原雅也 … 葛山信吾
大竹幸太郎 … 須賀健太
亀田達彦 … 浅野和之
      ●
古賀年雄 … 小日向文世
       ●
久保良介 … 大杉 漣
      ●
大竹里江 … 長山藍子

スタッフ

■脚本
 橋部敦子

■演出
 星 護(共同テレビ)

■アソシエイトプロデューサー
 石原 隆(フジテレビ)

■プロデューサー
 重松圭一(関西テレビ)
 岩田祐二(共同テレビ)

■音楽
 本間勇輔

■制作
 関西テレビ
 共同テレビ

オススメ番組