東日本大震災10年を機に発足した、民放キー局5局とNHKが実施する共同プロジェクト。今年の共通テーマ 「いのちともに守る」のもと、局の垣根を越え、震災関連の映像素材の共有や記者・アナウンサーなどによる取材協力を行い、ニュース企画やドキュメンタリーなどを放送します。関東大震災から100年となる今年は、防災を改めて「自分ごと」にしてもらうため、3月から関東大震災が発生した9月までの間、キャンペーンを展開します。
出演者:木村拓也(フジテレビアナウンサー)
【FNS系列12局で放送】(一部地域では別日時)
北海道文化放送、さくらんぼテレビ、長野放送、テレビ静岡、富山テレビ、東海テレビ、テレビ新広島、高知さんさんテレビ、サガテレビ、テレビ熊本、テレビ大分にて放送予定。
※放送日時は各放送局にお問い合わせください。
※放送局は今後追加される場合があります。
未曾有の災害を決して忘れず教訓とするため、12年にわたり放送してきたシリーズ「わ・す・れ・な・い」。この番組は、シリーズの最新作となります。去年に続き、今年も巨大地震の揺れに注目し、どうすれば命を守ることができるのか映像検証を通して考えます。福島県では、これまで主に津波や原発事故の被害が伝えられてきましたが、実は震度6強の揺れが前代未聞の事態を引き起こしていました。また、大都市での避難行動の難しさを横浜市の「あの日」の映像から検証します。そして関東大震災では、火災だけでなく津波の被害も忘れてはなりません。今年112歳になる生き証人から貴重な証言を得ることができました。
福島県の東日本大震災による犠牲者のほとんどは、沿岸部の津波によるものだ。しかし、実は内陸部の「中通り」で30人以上の命が失われている。なかでも須賀川市では、地震の揺れによって藤沼ダムが決壊し、濁流が3つの集落を襲って8人の犠牲(うちひとりは今も行方不明)が出た。いったい何が起きたのか・・・映像と人々の証言から前代未聞の被害の全容が明らかになる。ナレーターは、須賀川出身の俳優・板橋駿谷。
人口370万人を抱える大都市・横浜。あの日、人々の行動を捉えた数々の映像から見えてくるのは、都市部での避難行動の難しさ。高層ビル、マンション、雑居ビル、駅、大規模商業施設・・・どこも人が密集するエリアならではの危うさにあふれている。とっさに何を判断し、どう行動すべきなのか。当時、現場に居合わせた人々の生々しい証言から考える。
今から100年前、10万5千人という日本の災害史上もっとも多くの死者・行方不明者を出した関東大震災。その多くは、火災によるものだが、実は津波も押し寄せ300人近くの命が失われたことは忘れられかけている。当時、神奈川県逗子市の漁村で被災した髙嶋フジさん。12歳だったフジさん、2歳になる弟と命からがら津波から逃げた体験を今も鮮明に記憶している。貴重な証言から学ぶべき教訓とは…
番組への感想・来年の放送に向けた要望・
共同企画に望むこと等
みなさまのご意見お待ちしております。