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第63回(2002.12.08)
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本間薫

遂にこの日がやって来たのね。とは言っても、原稿順番の事ではありません。「ポー年」の事です。ポーとの出合いは、1995年の深夜、火のついた黒焦げの羊が空から降ってくる、屋根を突き破りドーンしかも夢おち。なんなんだこのCMは、たまらなくかわいいではありませんか! これがはじめての出会いだったと記憶しています。そしてまた、何気なくテレビをつけていると今度は違うバージョンのCMが流れてきた。どうやらなにかあるに違いない。なんなんだろう。

そうこうしているうちに月日は流れ、仕事でお世話になっているメーカーのコンパスさまの事務所にお伺いしたある日……。

「今度、こんな商品を出すんだけれど、どう?」

あっ、あの羊だ。羊のシャープペンとボールペンが目の前にある。

「知ってます、これ、深夜のCMスポットですよね」

「いやいや、アニメになってるよ。見た事ない?」

昔の会話なので定かではありませんが、多分こんな会話が交わされたのだと思う。なにっ、アニメ? CMしか見た事ないぞ……。

「今度、新作と再放送があるから見てごらんよ」

えー、もちろん見ますとも。ストーリー仕立てになっていて、しかも話すのね。

「ところで、シャーペン、アニメイト池袋店で販売したいです」

それからというもの、私のじみーな、ポー布教活動が始まったのです。もちろん1話目を見たときのときめきはホームページを覗いているみなさと一緒。

お店の中で布教をしたので仕事仲間はもちろんポーにはまり、1995年12月ビデオ発売の時には初回発注の半分は店員が予約していたような記憶があります。その年彼氏からのクリスマスプレゼントはなんと、ネックレスでもなく、指輪でもなく、お手製のポーのジオラマだっ。今思えば、ものすごく布教活動をしていたらしい。もらった時はものすごくびっくり。

アニメイトの説明を少し。その名の通り、アニメ関連の商品を取り扱っているお店で、私は、その池袋店でキャラクターを担当しています。2000年に池袋店は本店となりお引越し、9階建てのビルで2002年現在アニメイトで唯一フジテレビグッズを取り扱うお店になっています。これもポーのおかげかな。

その後、私は1997年のお台場のオフ会で売り子をさせてもらいつつ、しっかりトークショーの見学、「東京ドームでポーのイベント」発言をしっかり記憶して、待っていた「ポー年」。

遠い先の事だと思っていましたが「ポー年」はすぐに来てしまった。1998年に買ったポーのワインを開けようか悩み中。

追伸
ジオラマの彼とはその年に結婚してしまいました。これも、「羊関」。


次回は、話題にも出たストレイシープ・ビデオチームのフジテレビ映像企画部、新納浩己さんです。


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