<< つぎのひと
第35回(2001.10.08)
まえのひと >>

おおたか静流

おおたか静流(しずる)という、歌する者です。チャンさんが生息している群れのひとつ、「こまっちゃクレズマ」に乱入するのが趣味だったりします。私はこの群れのヨーコちゃんに誘われて、ここになだれ込んだのでした。

動物占いも星占いも羊なので、きっと匂いを嗅ぎつけられたに違いありません。
人曰く、わたしは羊系の声だそう。鳴き声は高くしたり低くしたりすると、歌になります。しかし、聞く人によってはヤギ系、カラス系、ひどい場合はノコギリ系だなんて言ってくれます。共通して言えることは、どれも「鳴いているような声」ということらしいです。因みに本人はそう思っていません。牧歌的な静かな声・・・・・な〜んてね。

ご存知ない方の為に予備知識として、アルバム以外に、映画音楽やコマーシャルなどで歌っています。映画だと「シコふんじゃった」「鉄塔武蔵野線」など。
コマ−シャルでは「サプリ」「春日井ノドにすっきり」など。そうそう以前「ファイナル・ファンタジーIII」のコマーシャルでも歌っているんですけど、これがなんと「ROAMING SHEEP」なんですね。ストレイシープにちょっと近いでしょ?
最近はビートマニアの中でも歌っているので、ゲーム好きな人はチェックしてくださいね。

さて[ROAMING SHEEP]はアルバムにも入っているので是非聞いて欲しいのですが、どうして迷える羊の歌ができたかというと、「ファイナル・ファンタジーIII」が、迷いながら【火】、【水】、【風】、【地】に導かれて旅をしていく・・・・・というものだったからなんです。それでストレイシープをイメージしてみたものの、シラブル(音節数)的にもメロデイー的にもやや無理があったので、ローミングシープになったという訳です。ま、意味は近いと思います。ひとは(羊だけど)迷い迷ってどこに行きつくのか・・・・・

そもそも何故迷うんでしょう?それは迷っていたいからです。迷うことは快楽です。迷うことほど人間的で(羊だった)、美しいどうどう巡りはありません。
ぎゅっと抱きしめたくなる行為です。迷う事をやめようかナ・・・とまた迷ってしまうのが人の常なんです(羊ね)。
本当に迷うことなく迷うのをやめる時、ひとは(羊だってば)物凄く発熱し、脳内モルヒネが発火し、恍惚に至るという。その日のために・・・迷うことなく迷いましょう。

参考までに、ホーム・ページのエッセイ「五感七色」でも、[ROAMING SHEEP]を語っています。ぜひ遊びに来てください。ライブにも迷い込んできてください。

2001.10.3 おおたか静流

ホームページのアドレスは
http://www.cyberark.co.jp/

次は、コンピューター・グラフィック作家の千葉耕三さん(漫画家のちばてつや氏の息子)です。彼はわたしのやっているボイスのワーク・ショップで画像提供、VJなどでコラボレーションしています。
また、梅津さん(第28回ご登場)のこまっちゃクレズマのライブにて、やはりVJでコラボレーションしています。お楽しみに。

<< つぎのひと

まえのひと >>


バックナンバーを見る


コピー禁止 このページに掲載されている写真はすべて著作権管理ソフトで保護され、掲載期限を過ぎたものについては削除されます。無断で転載、加工などを行うと、著作権に基づく処罰の対象になる場合もあります。なお、『フジテレビホームページをご利用される方へ』もご覧下さい。
著作権について