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第24回(2001.04.22)
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杉林恭雄

お江戸の恋
ふりかえると
江戸は町中、人の波
それならいっそ波乗りと
ボードかかえて音楽稼業
君は不思議な絵を描いて
そいつを動かすもくろみかい
そんな不埒な了見じゃ
お上も黙って見過ごすまい

そういえば
昔、桑名の宿で鉢合わせ
渡し近くの遊廓あたり
君は箱に絵筆のハイカラ絵描き
おいらは肩に三味線ひっかけて
同じむじなが三重の里
長良、木曽、揖斐
海からこえて
春もうららに東海道
はるばる来たぜと
叫んでみたが
ちいさな石鹸カタカタ鳴って
雨であふれた神田川

星を食ったら腹こわす
わかっちゃいるけどやめられぬ
バカに飲ませる薬はないと
下宿のおばあに笑われて
あんたらにゃあの娘はやれないよ
一人前になってから
もどっておいで

そこまでいわれちゃ黙ってられぬ
いつか涙の土俵入り
肩で風切る伊達男
それとも死ぬまで風来坊
はたまたジャムのお父さん
ほっときゃどこまで続くやら
ここらで失礼いたします



杉林恭雄

みなさま、よろしかったらくじらのホームページ
http://webclub.kcom.ne.jp/mb/qujila/

次回はリミさんです




こんにちは。ズル番長こと、のむらたつとしです。
「羊関」も回を重ねると、いろんな人に巡り巡っていきます。今回登場の杉林恭雄さんについて、御存じないシーパーの方がいるかもしれないので、ボクの方から少し御紹介させて頂きます。
杉林さんは、ボクが学生時代から愛して止まない『くじら』というバンドの作詞、作曲、ボーカル&ギターをやっている音楽家です。『くじら』は、PAを使わない3人編成のアコースティックなサウンドから、ワンコード進行のグループ感のあるエレキ音、はたまた10人近い大所帯バンド、そしてある時は杉林さんのソロ弾き語りまでと様々な形態をとりながら活動してきたグループ(?)です。『くじら』のライブはかっこよくてよく通ってました。(ちなみにオオカミ役の楠均さんは『くじら』の歌えるドラマーでもある)そんなわけで、杉林さんにもポーシリーズの声の出演をいつか頼もうと思っているのですが今だ実現してません。(某3chの『ジャム……』にはパパ役で御登場してもらっていますが…。そして、次回のRimiさんは杉林さんの奥さんで『ジャム……』のママ役)では、その時をお楽しみに!
最後にポーにちなんで『くじら』のかなり初期の『ひつじ』という曲の詞を載っけさせてもらいますので『くじら』の片鱗を垣間見てみてください。

ひつじ  (詞&曲:杉林恭雄)

ひつじを みつけても かぞえないで
ふたりは きのこのよに へんてこりん こんや

ゆきんこ きみがよを うたうよるも
こたつに あしもとの じぞうさま ぽかぽか

★だけど よべども こたえぬ やまびこのような
     よべども こたえぬ やまびこのような きみ

あさまで みるくびん ならないでね
かわいい せなかには てまがかかる いつも

こよーて えほんのなか かくれている
さいごの ぺーじが あぶない ほっほっ

★くりかえし


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