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小峰公子 |
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楠さんからご紹介に預かりました小峰公子です。私は「ポーのおかあさん」で、恐竜のおかあさんという役どころにて声の出演をさせていただきました、ホンモノの経産婦、じゃないか、おかあさんのミュージシャンです。最近愚息もコントローラーを嗜む年齢となり、ビデオのみならずゲームでもポーを楽しませていただいております。
えと。楠さんとは、原さんのライヴの、同じサポートとして知り合ったのが先でしたか、それとも「くじら」のコーラスで知り合ったのが先でしたか、もう忘れてしまいましたが、オトコマエでしかも「うたうドラム」をお叩きになる、すてきな方だなあと思ったものでした。今も思ってるよ。でも会うと添加物と病気の話になっちゃうのは何故? そして、野村さんとは原マスミさんの打ち上げでお会いしたのが最初です。で、全ての輪の中心である原さんと会ったときのお話から致しましょう。 ある夜のこと。「すごーくいいから早くおいで!! 原マスミさんのライヴ!! 六本木の、インクだよ!!」とZABADAKの吉良君から電話が来ました。当時のZABADAKのマネージャーさんが、原さんにZABADAKの歌詞を書いていただきたく、紹介しがてら吉良君をライヴに連れて行ったらしいのです。初めて原さんの音楽を聴いた吉良君は感動のあまりステージの間に私に電話をかけてきたというわけです。「原マスミ」という名前は聞いたことがあるけど、不勉強なもので、これまでその音は聴いたことがありませんでした。あまりの吉良君のイキオイに、私は電車に飛び乗り乃木坂に行きました。今は亡きインクスティック六本木での、最後の原マスミライヴをやっているところでした。 今までに聴いたことのない声、聴いたことのない音楽。ショーゲキを受けました。どのくらいのショーゲキかというと、「ああ、このひとに早く会わなくてよかった!!」というくらいの大きさです。もし、わたしが東京が江戸と呼ばれていた頃に会っていたならば、彼の音楽好きさのあまり、詩も歌も彼の真似をすることしかできなかったであろう、と。自分のスタイルが出来てから会ってよかった。心からそう思ったのです。 そして、吉本ばななさんが聴きにいらしていて、なんと吉良君にサインしてください、と話しかけてこられ、またまたびっくりな夜でした。 その後原さんはZABADAKに「遠い音楽」「小さい宇宙」といった名詩を提供してくれることとなり、私は原さんのステージでコーラスを務めることとなり、大酒を飲んで最後はお互い居酒屋で居眠りしちゃうような間柄に成り果てました。おお、そうです。そんな原さんのライヴの打ち上げに、必ず出席していてにこにこしている、キャラクターのミョーに強い方がいらっしゃいました。原さんの打ち上げは大人数で、出席者はブンカな香りを漂わせている方が多いのですが、その中でも一際タダモノらしからぬ雰囲気を後光が照る如く発しているおかた。かなりあとになってからその方こそ野村さんであると知りました。 紹介いただいて、ああ、そうですか、あの、ええ、存じておりますと、急にしゃっきりしてはみたものの、野村さんは既にかなり酒にてバクハツしたワタシを何度となく目撃していたことでしょう。いやあ、はずかしいっす。 そしてそして、ロボット、ってとてもきちんとしている会社だなあ、といつも感心しています。いつもちゃあんとご案内とかくださいます。そして幹事不在の原マスミ打ち上げではてきぱきと仕切ってくださいます。 私が「NHKでやってた野村さんの番組、みたいなー」と言ったらロボットの松本さんがすぐさまビデオを送ってくれました。ふつう、迅速に送ってくれないことが多いんです。この業界。そしてその野村さんの昔のアニメを見ていたら、友達の名前がエンディングに出てきました。私の兄が多摩美の助手をしていたので、多摩美の友人も多いのですが、おお、ここでもつながっていたではないか、と感動しました。優秀なスタッフに恵まれ、楽しそうにお仕事していらっしゃる野村さん、これからも頑張ってくださいね。 では。えと、お次は前回から話題の「くじら」のくじらそのものであらせられます、不思議詩人、杉林恭雄さんにお渡ししたいと思います。彼は酔っぱらいではありません。 ZABADAKと、ワタクシKARAKとくじらによる混合バンド、ZABAKARAQUJIRA(ザバカラクジラ)のライヴが6月11日、スイートベイジルにて決行されます。ぜひみにきてねー!! 楠さんの「カナリアのいるカフェ」も出るよ!! 詳しくはこちらのインフォメーションをご覧下さい!! http://www.zabadak.net/index.html |
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