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第16回(2000.12.22)
まえのひと >>

森下訓子

ポーファンのみなさん、こんにちは。
今日はポーの生みの親、野村さんの生みの親のお話をしましょう。えーと。まず最初に、野村さんには3つの生みの親がいます。
1つは、ほんとうの親、栄生(えいお)さんと成子(なりこ)さん。ちなみに野村さんはお父さん似で、道に佇む後ろ姿なんてそっくり!
弟さんも2人いて、ひとりは眼が野村さんそっくりの寿之さん。もうひとりはお母さん似の善成さんです。今年の夏、仲間8人で野村さんの故郷、三重県の鳥羽市にいった時、野村一家が揃って迎えてくださり感激しました。
駅から近いのに、野村家は山の上をさらに上に登った所にあり、もりあがる緑や蝉時雨、座卓いっぱいの伊勢海老の舟盛り、すぐ近くには川遊びできる小川と、まるで夢の中の民宿のような家でした。二両編成で田んぼの間を行き来する、「1・1/2円玉事件」の、あの電車もいましたよ。

そこで2つ目の親。
それは野村家の真上の夜空です。野村さんが育った家は、夜になるとあたりは真っ黒真っ暗になり、空をじっと見てると必ず流れ星がみつけられるほど満天の星が輝いていました。この深くて豊かな闇に包まれて、野村少年はきっといろんな空想をしたことでしょう。

そして3つ目は、その旅にも同行していた原マスミさんです。野村さんは学生時代から原マスミファンで、原さんの歌を題材に自作のアニメーションを作っています。野村作品のリアリズムや、固定概念にとらわれないユニークな発想などは原さんの歌の世界がきっと影響してるはず。そういえば、ギャグのセンスも…。

つまり、この旅では野村さんの生みの親にすべて会えたってことかな。
つづきは、やはり旅に同行していた野村さん唯一の両生類の友人「カエルのカオル」さんにお話をしていただきたいと思います。羊関初のカエルゲスト登場。お楽しみに!

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