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第15回(2000.12.08)
まえのひと >>

殿塚郁夫

みなさん、初めまして。主婦と生活社という出版社で「ね〜ね〜」いうキャラクター絵本雑誌の編集長をしている殿塚です。野村さんからは「編集長!」と元気よく呼ばれております。

今、私は1995年12月発売の絵本雑誌・ね〜ね〜第3号を手元に置いてこの原稿を書いていますが、いやあ、なつかしいですなあ。この号には「ポーのクリスマス」が掲載されています(ね〜ね〜に初めてストレイシープが登場した)が、いろんなことを思い出してしまいます。
確か「ポーのクリスマス」を雑誌に掲載したいとロボットにお願いしに行ったのは、まだ夏の盛りでした。関東エリアだけの放送で、しかも深夜のキャラクターを全国で売る絵本雑誌にというのは、かなりのギャンブルだったのですが、録画した「ポーのクリスマス」を息子(当時3歳。ちなみに名前は羊年生まれなので羊一朗)に見せたところとても気に入ってくれたので、これはいけるのでは?と思ったのです(自分の子どもだけを判断材料にするのは、自分でもどうかと思うが…)。
誌面に掲載されているイラストがやたらに荒れているのは、放映された「ポーのクリスマス」のビデオから必要な場面をビデオプリンターで出力して、それをそのまま原稿にしたせい。
当時から野村さんと名コンビだった松本絵美さん(羊関004回参照)には、当時から現在まで大変お世話になりっぱなしです。それに! 私にこの「羊関」の原稿を催促している佐藤陽子さん(羊関011回参照)は、まだロボットに入社してなかったのですから。ストレイシープとおつき合いするようになって5年がたちますが、俺も歳をとったなあ(?)って感じです。

最初の絵本「ポーのクリスマス」(1996年)を出版したときも、いろいろありました。ご存じの方も多いとおもいますが、「ポーのクリスマス」は最初、扶桑社から1995年に文庫版の絵本として出版されました。でも、売れなかったんですなあ(たぶん、扶桑社版は現在絶版)。その売れなかった「ポーのクリスマス」を、判型は変更したとはいえ、その翌年に出版しようと企画を出した私も私ですが、私にだまされて(?)OKを出した会社も会社です。それでも、初年度は売れ行きが悪く、アリャリャと思いましたが、翌年からじわじわと売れ出して、今ではクリスマスの定番絵本になっています(ホッ)。

11月に発売した「ポーの子どもたち」でストレイシープ絵本シリーズも5冊めになりました。12月に「ジャム・ザ・ハウスネイル」(同じ野村さん作ということで便乗)の絵本も発売することができました。つぎの羊年まで毎年1冊づつ刊行できればいいのですが…。それは、シーパーのみなさんしだいということで。
シーパーのみなさん、今後もグッズやプライズばかりでなく絵本のほうもよろしくお願いしますね。

というわけで、次回はストレイシープの登場回数がもっとも多い雑誌「MOE」(白泉社)編集部の森下訓子さんにバトンタッチします。
それでは、森下さんよろしく。

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