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完成への長い道のり(後編:音作業篇) |
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はやいものでもう10月。 なんと、今週末にはオンエア開始です。 先日(9/25)第1話の編集が終り、今日(9/27)は原マスミさんと遊佐未森さんのアフレコ(絵にあわせてセリフを録る作業)でした。両者いつもながらのとてもいい感じで作業も順調に終りました。 さて今回は、前回の予告通り、番組の音がどのように作られるのかお話します。 映像は音と合わさってひとつの表現なので、音は映像と同じくらい重要な要素です。 その音には、大きく三つの要素があります。 その1、セリフ……キャラクターがしゃべったりするものをはじめ、心で思った OFFのセリフや語り(ナレーション)まで、人の芝居によって、感情や状況を伝えるもの。 その2、音楽……劇中で奏でられるもの、展開に合わせて情感やドラマの盛り上げをサポートする背景音楽(BGM)、効果音的に使用されるME(ミュージックエフェクト)等があります。 その3、効果音(SE)……劇中で起こったり、聞こえてくる現実音から、感情表現や展開の起伏をつけるための非現実音までありとあらゆる音響効果。 おもにこれらの三つの要素のレベルをとってひとつに合わせ、音原版をつくる作業をMA(マルチオーディオ)といいます。このMA作業でつくった音原版を、映像原版テープに録音(音戻しといいます)して、放送用最終原版の出来上がりとなるわけです。 作業手順としては、映像の編集が終ったら、まず音楽をお願いしている、めいなCo.と音響演出のウイちゃん(前回も登場。今回は音の現場もサポート)と音楽の演出上必要な箇所と、テイスト(に関しては今回はわりと、めいなにお任せ)を打ち合わせします。同じく音効さん(業界では音響効果さんを略して「オンコウさん」と呼ぶ)とも必要な箇所と、テイストについて打ち合わせをします。 そして、MA当日、あがってきた音楽と効果音、それに声の出演者のセリフを「マル チ」と呼ばれるオーディオテープ(1本の録音専用テープに何チャンネルも音がはいるので、それぞれの要素を別のチャンネルにいれて最適の場所とレベルが調整できる)に録音します。 このシリーズの声の出演は基本的に原さんと遊佐さんだけです。 セリフ録りは録音台本(カットにあわせたセリフやSEがしるされている)と出来あがった映像を見ながらセリフをあててもらいます。原さんのアドリブにスタッフ一同大爆笑したり、遊佐さんのセリフに心を洗われたり(?)しながら、作業は和やかに進んでいきます。セリフを録り終えると、各音要素はミキサーによって、最適レベルで1本にミックスダウンされて、作品は、ようやく完成します。 今回の第1話は、スケジュールの都合で、セリフ録り(アフレコ)とMAが別の日になってしまいました。だから、この原稿を書いている時点で、まだMAが終っていません。この原稿が立ち上がる10/1がMAなので、みなさんがこれを読まれた頃には完成しているはずですが。 こんな風に、番組はオンエアぎりぎりにどうにか完成するものなのです。 では、オンエアをお楽しみに! 感想もじゃんじゃん書き込んで! |
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遊佐未森さんのステキな曲が流れるオープニングは映像が、なんと3パターンあるんですよ。 使用曲は『○○○な○○』 さらに、特出し情報で第1話から第6話までのサブタイトル(予定)も教えちゃおう!
どんな話か想像してみて! |
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