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「くまのプーさん」裏原稿 |
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こんにちは。 雨が降ってジメジメして、やですねぇ。 先日、松竹というところから「ティガー・ムービー/プーさんの贈り物」というディズニーの映画(もうすぐ公開です)の劇場用パンフレットの原稿の依頼が来たので、まあポーとプーの仲(?)ということで、受けることにしました。 この映画は、「くまのプーさん」シリーズの最新作で、トラのティガーを主役にしたアニメーション映画です。受けたはいいのですが、ボクはそれ程、「くまのプーさん」についてよく知らなかったのです(ガビーン!)。もちろんプーさんがどんなカタチだとか、漠然とした内容ぐらいは知ってますが。それで、へたなことも書けないので、にわかにプーさんの勉強をすることになりました。ビデオ屋さんで、ディズニーの旧作を借りたり、月刊「MOE」の特集号を読み返してみたり、図書館で原作を借りたり……。 そうしてボクは、すっかりプーさんに感動してしまっていたのでした。試写で見た新作映画は、原作の世界観やキャラクターを元にディズニーが作り上げたオリジナルストーリーで、さすが、ディズニーという感じで、エンターティメントたっぷりに、笑いあり、涙ありの作品に仕上がっています。見に行って損のない作品です。みんな劇場に行こう! でもボクがもっと感動したのは、原作です。プーさんはとってもバカなので、あまり難しいことがわからなかったり、いろんな失敗をするのですが、バカな故に、本能的に、一番大切なことを知っているのです。 「くまのプーさん」は、A.A.ミルンという作家が書いた「くまのプーさん」と、その続編「プー横町にたった家」という2冊の小説によって、完結するのですが「プー横町にたった家」の終章「クリストファー・ロビンとプーが、魔法の丘に出かけ、ふたりは、いまもそこにおります」は、ほんと、感動的です。プーの持ち主(プーはヌイグルミ)であるクリストファー・ロビン少年とプーの、さよならと、幸福についてと、再会の約束に関するやりとりは、とても切なくてキュンときて、ジーンとします。 パンフレットの原稿を引き受けたら、急に忙しくなってしまって、少し後悔したのですが、おかげで、改めて「くまのプーさん」を知ることができました。感謝。そんなわけで、「くまのプーさん」を読んでない人で、興味の涌いた人は、ぜひ読んでみてください。また、映画の方もぜひ見てみてください。そしたら、パンフレットも買って表原稿も読んでみてください。 (にわかプーなのに、ちょっと「プーさん」に詳しい人風に書いてしまっていますが……) では、また。
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