数々の有力選手を指導する長光歌子先生が
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歌子の部屋
番外編
山名里奈選手インタビュー
1999年12月16日生まれ。4歳の頃からスケートを始め、小学3年生からショートトラックを始めた。中学高校時代の陸上部で培った体力を武器に長距離を得意とする。今回全日本ショートトラック選手権で見事総合優勝を果たした山名里奈選手にインタビューを行いました。(インタビュー日:2021年2月8日)
2021.2.22


■山名里奈選手/直筆サイン。次ページ以降もご本人提供の写真を掲載しています。
はじめに
新型コロナウイルスの影響で様々な事が制限されるなど、厳しい状況の中でも応援やサポートをして頂き、ありがとうございます。皆さまへの感謝の気持ちを忘れることなく、私も頑張ります。
まだまだ厳しい情勢が続くとは思いますが、明るい世の中が来ることを信じて、皆さんも力を合わせて頑張りましょう!
全日本ショートトラック選手権(2021年1月16日・17日)を終えて
■厳しい情勢の中大会が開催されたことについて―
コロナ禍で試合を開催することは、多くの方々の協力とご配慮のおかげなので、感謝の気持ちでいっぱいです。コロナ禍で試合ができることは、いつも以上にとても嬉しく、楽しかったです。
■改めて1500m・1000m優勝おめでとうございます―
ありがとうございます。1500mで優勝した時は、総合優勝のカギとなるレースだったので嬉しい半分、ここからだという気持ちでした。1000mで優勝した時は、そこで総合優勝が決まったので、安心しました。
■総合優勝についてはどのように感じていますか―
全日本選手権大会という大きな大会での一番の目標が総合優勝だったのでとても嬉しかったです。また、コロナ禍で厳しい状況の中、練習や合宿など競技のできる環境を整えてくださった周りの方々や応援してくださっている方々に感謝したいです。

全日本ショートトラック選手権総合優勝!
■全日本選手権を終えて見えた課題や、自信になったことがあれば教えてください―
全日本選手権を終えて、一瞬の加速力やトップスピードに課題を感じました。これからさらに高みを目指す上で、強化していくべきだと思います。
課題点はたくさんありますが、全日本選手権で総合優勝という結果を残すことができたこと、全体を通して安定したレースをすることができたことは自信になりました。
ショートトラックについて
■ショートトラック競技の難しいところ、面白いところを思いつく限り教えてください―
ショートトラックは、レース中に何度も相手との駆け引きがあり、ゴールするまで何が起こるか分かりません。レース前に、コーチと作戦を立ててもその通りにならないことも多々あります。速い人が必ず勝つ訳ではないところが、ショートトラックの難しい所でもあり、面白いところでもあると思います。
■こんなところを見たら面白い、見て欲しいという部分を教えてください―
ショートトラックは、速いスピードの中で繰り広げられる駆け引きが魅力です。選手それぞれに特徴があり、それを知ってレースを見ると、コーチや選手の勝つための作戦や駆け引きなどが見えてとても面白いと思います。
- 長光歌子(ながみつ うたこ)