「世界最高峰のモータースポーツF-1がトルコに初上陸!」
文・森脇基恭(フジテレビF1GP解説者)
レースは今年の年間世界チャンピオン争いをしているルノーのフェルナンド・アロンソが2位、そしてマクラーレンのキミ・ライコネンが優勝した。
ポールポジションを取ったライコネンは、1コーナーで予選2位のルノーのフィジケラに指され、2位に後退。しかし最終コーナー手前で指し帰し、1位となり戻ってきた。予選4位だったマクラーレンのモントーヤが2位に浮上、マクラーレンに久々の1-2フィニッシュをもたらすかと思われた一瞬、スピン、3位となってしまった。
イスタンブール・パーク・サーキットは、近年作られたF-1サーキットの中では、速度、難易度、追い越し度、安全度全てトップクラスであったお陰で、素晴らしいレースを提供してくれた。
サーキットに詰め掛けた約20万人の観衆は2時間の間、F-1の持つ破壊的な速さ、そしてそれを自分の手足の如く巧みに使いこなすドライバー達の技能に魅了され、興奮に酔ったのであった。まさにF-1が国も、民族も、文化も、宗教も越えた一瞬であった。
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