「世界最高峰のモータースポーツF-1がトルコに初上陸!」
文・森脇基恭(フジテレビF1GP解説者)

その観衆を魅了したドライバーの中に、日本の青年・佐藤琢磨がいた。彼は予選前の練習走行では6位に付けていたが、予選に向けて車の仕様を変更したことが禍して、大きくタイムロスをしてしまった。さらに不運は重なり、他のドライバーの走行を妨害したと判断されて最後尾からのレーススタートとなってしまった。しかし、レースでは持ち前の闘争心を発揮して果敢に攻め、一時は13台を抜いて7位を走行していたが、最終ラップでのガス欠もあり、結局9位でレースを終えた。本当に悔しさの残るレースであった。

その悔しさを忘れず、日本GPまでの残り3戦を熱い走りで突き進んでくれれば、再びマクラーレンやルノーを撃破して、日本GPの表彰台に立てるかもしれない。

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