「世界最高峰のモータースポーツF-1がトルコに初上陸!」
文・森脇基恭(フジテレビF1GP解説者)
ヨーロッパとアジアの十字路、トルコ西部の国際都市イスタンブールに、ヨーロッパ文化の象徴とも言えるF-1がやってきた。
イスタンブールは、かつてローマ帝国、ビザンチン帝国、オスマン帝国(オスマントルコ)という大帝国の首都であった。1453年、それまでコンスタンチンノーブルと呼ばれていた都市は、オスマントルコのメフネット2世の攻撃で陥落し、オスマントルコの首都イスタンブールとなる。
その後、1923年にトルコ共和国が誕生し、首都はアンカラに移ったものの、トルコ最大の都市として今日に至っている。そのためか町には、ヨーロッパの面とアジアの面を併せ持つ独特の雰囲気が漂っている。我々日本人のように一民族で育った者としては、非常にエキゾチックで魅力に溢れた町であるイスタンブール。そこに、歴史上初めて異文化のF-1が走ったのである。
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