米国は相手の攻撃を読んで動く『リードブロック』を敷いた。米国は数日、対日本のブロックばかりを研究していたそうで、郎平監督は「分析通り。でもブロックも最後はハートの問題だった」と言うのである。
大友は反省する。「相手の動きを読んで、攻撃パターンをもっと早く変えないといけないと思った。対処をもっと早く早く...。チーム自体はよくなっているけど、相手に対しての対処が遅いかな」と。
美形とあいまって人気急上昇の菅山は正直だった。「余裕がなかったから、まともに打っちゃった。ブロックが高くて堅かった」。もっと工夫を、が課題である。
もっとも、全日本はがんばった。セッターをベテランの板橋に代え、大沼、荒木も投入した。途中出場の吉澤は気を吐いた。崖っぷちの第3セットを奪い、第4セットも優位に展開した。が、ジュースの末、ついに27-29と力尽きたのだった。

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