モナコの市街地コースでヒートする新旧王者対決!
文・尾張正博
母国優勝を達成し、波に乗るアロンソがこのモナコでも優勝候補の筆頭であることは間違いない。
しかし、そのアロンソの前に立ちはだかるのが、皇帝ミハエル・シューマッハ(フェラーリ)である。非常に高いドライビングテクニックを要するモナコでは、クルマの差よりもドライバーの技量が結果を左右すると言われており、ここでの歴代勝者には名ドライバーの名前が連ねられている。その中でも、1960年代に5勝を挙げたグラハム・ヒルと、1980年代から90年代にかけて6勝したアイルトン・セナはモナコ・マイスター(職人)という愛称で呼ばれるほど、モナコでは強かった。
そして、その2人とともに1990年代から21世紀にかけてモナコで5勝を挙げて、マイスターの称号を継いだのがM・シューマッハである。
アロンソは言う。「M・シューマッハを倒してこそ、チャンピオンとしての価値がある」と。
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