「果たして、新王者は誕生するのか!?」
文・李春成
序盤からいきなり盛り上がりを見せた決勝大会のドローイングは、結局、次のような組み合わせになった。
(1)レミー・ボンヤスキー vs チェ・ホンマン、(2)レイ・セフォー vs セーム・シュルト、(3)ジェロム・レ・バンナ vs ピーター・アーツ、(4)武蔵 vs ルスラン・カラエフ──以上の4カードである。
なぜ、ホンマンが狙われたのかといえば、それは試合のスペクタルさだけが理由ではないだろう。いかに彼がシルム(韓国相撲)の元横綱だったとはいえ、K-1マットではグリーンボーイにすぎない。注目を集めたボブ・サップとの開幕戦ではメインを務めたが、双方ともスタミナとディフェンス力の課題を露呈した。
今大会で3連覇の夢がかかるレミーでなくとも、キャリア豊富なセフォーやレ・バンナ、あるいはアーツでも「巨人狩り」は達成できるかもしれない。しかし、セフォーはシュルト、レ・バンナはアーツと、ベテラン同士の厳しい2回戦となった。
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