「"新旧交代"が大きなテーマの開幕戦! K-1 WORLD GP 2005」
文・李春成

ソウルでチェ・ホンマンを苦しめた22歳のガオグライは、90年代中期のK-1を引っ張ってきたレイ・セフォーと開幕戦を闘う。技術とパワーの対決になるが、34歳のセフォーをガオグライが倒す可能性は充分にある。このムエタイ戦士が世代間の壁を崩せば、すでに決勝大会(11月19日・東京ドーム)への出場権を得たレミー・ボンヤスキーを頂点に、新世代への扉が確実に開かれることになるはずだ。
「ホーストのような選手と対戦できるなんて、本当に感激だよ。彼は僕のお気に入りの選手のひとりだったしね。ただ対戦が決まった以上、もちろん負けるわけにはいかない。特に彼は僕よりもはるかに多くの試合をこなしてきた経験豊富なチャンピオンだろ。様々な点で僕よりも上であることは間違いないから、心を引き締めてかからないとね。"必ず勝つんだ"という望みをもって、自分がもっているすべてをこの試合で出そうと思ってるんだ」

新しい時代の扉を開く鍵を握るのは、ガオグライだけではない。この1年間、日本で黙々とトレーニングを積んできたルスラン・カラエフもそのひとりである。

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