●柳本晶一は言い切った。「日本が最強となる瞬間は、(五輪の)決勝戦を迎えたときです」。
・次の韓国・済州ラウンドに向かう荷造りを終えた柳本は、最後にこう言い残した。「女子バレーと言ったら、いままでは強烈なリーダーが一人いて、ひとつの集団になっていたんです。だけどこのチームは、選手一人一人が自分たちの課題を見つけて、自主的に練習してる。その意味で、彼女たちはすでに新しいバレーを作り出してると思うんですね。特にこのチームは大友、栗原、大山、木村と、12名のうち3分の1が若手ですよね。このチームのエンジン部分っていうのは、おそらくそうした若手たちにあると思うんです。勢いのある子がいると、全体が引きずられます。だから大会に入っても、1試合ずつ成長してる。つまりこのチームが最強になるときは、(五輪の)決勝戦を迎えたときですよ。次の済州ラウンドも戦術的にはあまり変わらないけど、思い切ってやるつもりです。ギャンブルができるのは今だけですからね」
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