SUPER AGURI F1 TEAM代表 鈴木亜久里
インタビュー・文/尾張正博
Q. 今年の3月に2008年参戦へ向けてのエントリーが締め切られて、既存の11チームを含めて、参戦を申し出たチーム数は22あったと聞いています。
A. つまり、11チームが新たに参戦の受付を行ったことになる。ということは、すでに11チームが参戦しているわけだから、残り1つの座を巡って、11チームがイスの奪い合いをすることになるわけだ。
Q. その読みが見事に的中したわけですが、それにしても約半年間で、よく参戦できましたね。
A. 普通に考えたら、無謀だよね。だれもやらないと思う。チームスタッフの中にも、『2006年は準備期間にあてて、2007年から参戦したほうがいいんじゃないか』という者もいたくらい。オレ自身、何度か挫折しそうになったくらいだからね。
Q. 本当ですか!?
A. カミさんに、『もう、ダメかもしれない』って、愚痴をこぼしたら、『自分でやろうって言ったんでしょ。二度と私の前で泣きごと言わないで』って、逆にハッパかけられたよ。
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