SUPER AGURI F1 TEAM代表 鈴木亜久里
インタビュー・文/尾張正博

Q. F1のチームオーナーになろうと考えたのは、いつごろですか。

A. F1ドライバーになろうと思ったのが、レーシングドライバーになったときだった。やるからには、やっぱり頂点を目指したかったからね。そして、現役を引退して、レーシングチームを率いたとき、やっぱり考えたのは『いつかは頂点のF1に挑戦したい』という夢だった。

Q. 周囲には、『35歳で現役を引退して、45歳までにF1のチームオーナーになる』って言っていたそうですが……。

A. 無理矢理、達成した感じ(笑)。

Q. 具体的には、いつごろから?

A. 去年の2月あたりかな。でも、大きく動いたのは、9月ごろ。だから、ほとんど半年でチームを作ったようなもの。

Q. どうして、今年から参戦しようと決めたのですか。

A. F1にはコンコルド協定というチームオーナーたちが全会一致で決定した協定があって、それによると『F1のチームは最大12まで』となっている。さらに2008年からは、これまでオリジナルでマシンを製作しなければならなかったF1のレギュレーション(規約)が、他チームのシャシーを購入して参戦できるよう変更される。そうなると、これまでなかなかF1に参戦できなかった小規模のプライベートチームも参戦しやすくなるため、F1に一気に参戦するようになる。でも、すでにF1は10チームあったから、残りは2つ。だったら、今しかないと思った。

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