K-1ファイター 武蔵
文・李春成
Q.スタミナに問題はなかったんですか。
A.スタミナは十分にあったと思います。でも、ルスランとの1回戦でもらった頭突きで左目が閉じちゃって、グラウベとの準決勝までずっとアイシングをしてたんです。身体をアップしていなかった分だけ、グラウベの打撃によけいに反応できなかったんですね。
Q.'04年のWGP決勝では、レミー・ボンヤスキーと再延長ラウンドまでやってますからね。
A.そうそう。あの試合なんて5ラウンドもやりましたから。そりゃあ、キツいですよ。03年のレミーとの試合も、彼が準々決勝、準決勝と1R KO勝ちで決勝まで上がってきてるのに、ボクはレイ・セフォーとピーター・アーツのふたりとフルラウンド闘い、判定勝ちでした。だけど「スタミナで負けた」って言われるのもイヤなんですよね。どういう勝ち上がり方をしてきても、試合をすることには変わりがないんで、スタミナを言い訳にはしたくないんです。ボク自身も、「スタミナで相手を上回ってやる」って思ってますから。
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