M:どんなスタイルのバレーでしょうか。
Y:戦法的に学ばないといけないのは、中国のバレーに近づかないといけないんじゃないかと思っています。ただ同じスタイルでは追い越せない。だから違うもので勝負する。中国が組織としたら、ブラジルのような個人技のある選手も何名か育てたい。そうすれば、戦力の幅が出来るのかなと思います。
M:セッターの大型化や2セッター制はどうでしょうか。
Y:あのね、1年や2年でセッターは育たないと思うんですよ。高校から180cmナンボのセッターがいればわかるよ。そうじゃなくて、例えばですよ、ライトスパイカーの子がトスを上げる。そのとき竹下はレシーブする。その子をトスのいいライトスパイカーと呼んでもいいし、ライトスパイクが打てるセッターと呼んでもいい。要は名称だけなんですよ。そんなもの、だれかが戦法的にトスを上げればいいんです。ただ僕は先の戦法的なことは言わない。まずはワールドグランプリを戦うんです。どうやって戦うかと言ったら、キーワードは『調和』です。
M:では、チームの軸は誰ですか。
Y:やっぱりアテネ五輪の選手だよ。それにベテランの熊前とか櫻井とか。でも軸はいらないんですよ。ミツバチやイワシだから。集団で走ればいい。そしてワールドグランプリでは結果を出しにいきたい。できたら、華があるのに越したことはないけど・・・。
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