M:監督が、新主将を竹下選手(佳江=JT)と決めたのはいつでしょう。どういった理由なんですか。
Y:僕が監督(続投)を引き受けた時点で、キャプテンはもう竹下だと決めた。だってチーム作りはキャスティングから入らないといけない。そこを間違ったら、どんなに練習しても勝てないよ。彼女の務めは、一体感の醸成だと思うな。いまのチーム構成なら、やっぱり竹下だった。セッターというポジションからしても、コート外で必要な人間的なものにしても、調整をする力が必要でしょ。前回のチームはごつごつしていたから面白かった。だけど、もろく崩れるのも裏腹だった。崩れるかなと危険性を感じさせるから、すごい魅力があった。ただ今度のワールドグランプリを戦う人間に魅力がないかというと、そんなことはない。なぜかというと、結果を出しにいくからです。
M:戦い方はどうなるんですか。
Y:"ミツバチ"みたいなもんよ。集団で刺しにいかないといけない。“みなしごハッチ"になっちゃいかんのよ。女王蜂はいらんのよ。あるいは、イワシみたいなもんやな。イワシが集団で群れをなしていくようなものじゃないか。まだまだシャチじゃないよ。
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