Y:もし、最終メンバーの12人に残らなかった場合は「監督に直談判してでも残りたい」ぐらいの勢いでしたよね(笑)。
O:そう。最終予選までの2ケ月間、1日たりとも手を抜かなかったという自信もあったし、中国遠征でもずっと使ってもらっていた。当然、ここまで来て帰されたくないと思うじゃないですか。それに、全日本の中にいると自分が成長できるという確信も得たんです。今までは、他の人たちのプレイを見ると上手いな、私にはできないな、と思っていたのに、日本を代表するセンターになりたいと思ったし、世界でも「センターといったら大友」と言われるくらいに上手くなりたいと考えるようになったんです。同じセンターのトモさん(吉原)やスギさん(杉山)のプレイを見ているとやっぱり上手いし、私に足りないものはなんだろうといつも勉強させてもらっていますね。足りないものは練習で埋められますから。だから練習することは全然苦じゃなかったんです。ただ、トモさんに関していえば、人間力と言うんですかね、プレイだけでは判断できない凄い力を持った人だと思いましたね。でも、前回、全日本にいた時は気がつかなかった。人を見ようとしなかったですから。思い通りにプレイできない自分が情けなくて、自分の世界でアップアップしていた。周りを見る余裕がなかったんです。監督のことも知ろうとしなかったし、トモさんの考え方も理解できない部分があった。でも今回、色々話させてもらって、やっぱり凄い人だなと改めて思いました。どういうところが?と聞かれると、いっぱいあって話し切れないんですが、端的に言うと、トモさんがコートにいる時といない時では、チームの雰囲気ががらりと変わってしまうじゃないですか。でも、それじゃあいけないことはわかっているんです。トモさんがコンビに入っていない時に、凄く頼っていたのだとわかるゲームをしてしまうのが悔しいですね。メンバーチェンジでトモさんがコートを出ただけでも、チームの雰囲気が変わってしまうというのは、頼り過ぎているということですから。でも、それだけ大きな人ということです。
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