Y:これまでは、全日本に対し少し引き気味だったのはどうしてですか。
O:「何で私が全日本に?」という気持ちがちょっとあったんですよ。自分に自信がなかったのが一番の問題だったと思いますね。センターとして速さがあるわけじゃないし、それほど高さがあるわけじゃないし、別にブロックも上手いわけじゃないのに、全日本にいるのが当たり前になっていた。所属チームのNECでレギュラーになっているのも、全日本のメンバーに名前が上がってきているから、使われているだけじゃないかとあらぬ疑いを持ったり(笑)。だから、昨年のように全日本でチーム内競争をさせられると、精神的に耐えられなくなって「もう、いいや」と所属チームに帰ってしまう。自分のプレイに自信がなかったから、メンタル面も弱かったんだと思いますね。いや、精神力が足りないから、プレイにも自信がなかったのかな。どっちが先にありきかは、よくわかりませんけど(笑)。でも、一度外れてみて本当に良かったと思う。これまではVリーグが終わったら全日本に行くのが当たり前になっていたし、自分の中でも当然メンバーの中に入るだろうという思いがあったので、全日本でプレイできる喜びがわからなかった。全日本の持っている重みというのに、気がつかなかったんですよ。だから今回、全日本に選ばれたいという気持ちは今まで以上に強かったし、選ばれて凄く嬉しかった。初めて呼ばれた3年前の時のように「やった!絶対に頑張る」という気持ちがメラメラ燃え上がりましたから。
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