Y:オリンピックまで時間がないですが、詰められますかね?
S:ワールドグランプリとか、ずっと国際大会が続くので難しいかもしれませんね。でも、高さだけに拘るのではなく、低いところから攻めるという考えもあっていいんじゃないですかね。そうすれば攻撃にもっと幅ができるし。でも、最初の頃に比べるとチームの中で凄くやり易くなりました。私はこう見えても、人見知りが激しいんですよ。すぐに他人と打解けられないんですよね。テレビのキャッチフレーズじゃないけど「孤高の人」のように見えるらしい。気を遣われているのがわかるから、だからこっちも気を遣っちゃう。で、疲れちゃうんですよね。今はそんなことは全然ないですよ。だから伸び伸びやらせてもらっています。でも、普段は別にちゃらちゃらしててもいいけど、練習でちゃらちゃらしたらヤバイじゃないですか。宴会は宴会だから。その辺のラインは自分ではしっかり引いているつもりですが(笑)。
Y:佐々木選手が女性に人気があるのはその風貌もさることながら、スパイク時のあの流麗なフォームに痺れているんじゃないかな。
S:別に意識して打っているわけじゃないんですよ。誰かに教えてもらったわけでもないし、誰かの真似をしたわけでもない。いいスパイクを打ちたいと思って練習していたら、ああいうフォームになったということなんです。自分では今まで全く意識したこともなかったんですけど、最近やたらと「綺麗なフォームだ」と言われるので、世界最終予選の後に1日だけ実家に帰ったときに、たまたま高校時代のビデオを見たんですけど、全然フォームが違っていた。腕を伸ばし切って打っているんですよ。ダイエーに入った時にセリンジャーさんに「男子バレーを見ろ」と言われて、徹底して見ましたね。だから、男子選手のスパイクフォームが、イメージとして身体に残っているのかもしれない。
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