Y:ワールドカップや世界最終予選で、オリンピックで闘う国のほとんどと手を合せていますが、どこの国が一番嫌ですか。
S:アメリカですかね。戦術的なものがたくさんあるような気がするし、ロシアと違って高さだけでなく上手さもありますしね。苦手というわけじゃないですけど、私が興味があるのはブラジル。男子も含めて、ブラジルバレ―には惹かれるものがあります。バックアタックを絡めているけど、トスは高くもなく低くもなく。速さもありますしね。精密な立体バレーと言う感じかな。私もああいうバレーがやってみたい。
Y:でも日本も、それに近いものをやっていたじゃないですか。
S:バックアタックを絡めた戦法というのは有効だとみんなもわかったと思うのですが、その中でもまだ複雑なコンビが色々あるんですよ。まだちょっと使い方が違うという気もする。もちろん私も気がついた時は言っているんですけど、でも実際にコートに入っていないと言い難い部分もあるんですよ。セッターだけがわかっていてもダメだし、センター戦がわかっていないとコンビはできないし、相手に対してどこが低いとか高いとか、あそこが低いからこっちから攻めたほうが有効なのでこっちを固めておこうとか、打たない選手を絡めてこっちにトスを上げるとか、そういうのは全員がわかっていないと複雑なコンビネーションはできないと思います。
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