Y:五十嵐さんはトレーニングに対する知識が豊富ですけど、運動生理学とか勉強したんですか。
I:特に本を広げて勉強したわけではないですけど、身体に興味を持ってアンテナを張っていれば、いろいろな情報なり知識が引っかかってくるんです。僕は高校まではウエイトをやっていなかったんですよ。プロに入ってから目覚めたんですけど、実際やり始めたら身体がデカクなって結果が出始めましたから。スピードはずっと追い求めていましたよ。そのためには何をどうすればいいのか、と考えているうちに、いろいろな情報が入ってきた。その中から、自分で正しいかそうじゃないかを見極めて、正しいと思うものをドンドン積み上げていった結果が今の考え方になっているわけです。まあ、今はこう言っていますけど、また後に変わるかもしれないし、僕はあまり固定観念にとらわれるタイプではないので、自分の身体にフィットしているという知識や情報が入ってきたら受け入れたいです。ただひとつ言えるのは、日本のプロ野球界は素晴らしい技術やテクニックを教えるコーチはたくさんいるのに、トレーニングに関してはちょっと疑問を感じるような考えがまだ残っていますね。ファンに喜んでもらえるようなプレイを見せるには身体が基本なので、もっと選手の身体には敏感になって欲しい。
Y:そのアスリート性の高さで、今シーズンも目の醒めるような速球を投げていただき、ぜひ、ヤクルトの勝利を導いてください。
I:なんだかんだ言っても結果がすべてなので、とにかくマウンドに立ったら相手打線をすべて封じ込めるつもりでやりますよ。応援、よろしくお願いします。
[戻る|次へ]
[戻る|0.TOP]
(C)2004 Fuji Television.