Y:怪我で苦しんでいる間、師匠の中西太さんとか池山隆寛さんなど先輩方にも心配していただいたとか。岩村さんは先輩達に可愛がられるタイプですよね。
I:中西さんも現役の頃に手首を怪我しているので「一流の証だよ」とキツイ励ましの言葉をいただきました。「リハビリのことはノリに聞け」といわれ、中村ノリさん(近鉄)に電話しました。ノリさんも同じような怪我を乗り越えているので、すごく参考になったし、ポイントポイントを押さえていて、勉強させられましたね。そうですね、先輩達には可愛がっていただいていると思います。先輩達には自分から飛び込んで行く方ですね。でも実を言うと、僕は子供の頃は引っ込み思案な方だったんですよ。「行けよ」と言われても「いや、僕は2番目でいいです」と言うタイプだった。高校の時も、全日本のキャプテンに指名された。それが嫌で嫌で仕方なかったんです。心の中では「このチームの中で、野球の上手さに関しては僕が一番でいたい」という思いはありましたけど、みんなを引っ張るキャプテンというのは、僕には不向きと考えていました。性格が積極的になったのは、やはりプロに入ってから。引っ込み思案の性格を直さないとこの世界ではやって行けませんからね。古田(敦也)さんや宮本(慎也)さんからは学ぶことが多いですよ。あの二人と話していて疑問に思ったことはすぐにぶつけられるし、答も返ってくる。僕が納得できるまで答えてくれます。だからすごく勉強になる。古田さんが現役の間に、リーダーシップの取り方も勉強したいですね。
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