Y:ヤクルトはチームワークがいい。その理由に古田さんの存在は大きいですか。
I:そうですね。古田さんの背中を見ている選手は多いと思いますよ。それとウチは、大きいのが打てるのはラミレス一人、ということもあるんじゃないかな。ピストル打線で細かく繋いで、相手のミスを誘い出してそこを突く、というのがうちのスタイルですからね。 大きいのを打つのではなく、コツコツとヒットを積み重ねて、塁に出た走者をラミレスに一掃してもらうというのが、ウチのパターン。そういうことが確実にできるようになると、チーム全体のレベルが上がるんですよね。 そしてそれがまた、自分の野球だとも思っているし。守備に関しても他の球団に負けているつもりはないですよ。とにかく優勝がしたい。優勝しないことには、僕のNEXTも考えられませんから。 メジャーに移籍したいという意志は、球団社長にも伝えてあります。社長も僕の話に真剣に耳を傾けてくれて「まずは成績を残してからだ。実績を積んで」と言われました。実績はあと1〜2年積めば何とかなると思うんですけど、優勝が…。僕自身もチームが優勝しないうちには行きたくないし、できるなら、僕がチームを引っ張っていける状況の中での優勝でなければ、自分が納得できないと思うし。ポスティングを使うにしろFAで行くにしろ、とにかくヤクルトの優勝をもう一度、体験しない限りは、メジャーの夢も封印ですね。
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