Y:そんな言葉から、リハビリ中はいかに苦しかったかが想像されます。
I:一週間から10日間ぐらいは家でずっと落ち込んでいました。もう何もする気が起こらないし、呼吸をするのも面倒くさい(笑)。友達とかチームメイトが心配して電話をくれるんだけど、まったく話す気になれなくてずっと居留守を使っていました。もうマイナス思考でしか物事を考えられない。怪我したのが開幕戦だったじゃないですか。それまでのキャンプも調子良かったし、シーズンの目標も30盗塁、30ホームラン、打率3割の「トリプル3」を掲げて、やる気ムンムンのスタートの時だったから、その反動も大きかった。でも、時間が解決してくれたね。1週間後ぐらいには、友達や家族に話すことで鬱憤晴らしをすることができたし、今やれることをしっかりやって行こうと思えるようになったんです。特に今回は、母親の存在の大きさをしみじみ認識させられました。
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