Y:成田さんは今、日替わりメニューのようにポジションが替わっている。よく対応できますよね。
N:今は監督に見られている状態なので、求められるのはなんでもこなしたい。本音を言えば、どのポジションでもいいから早く決めてほしいという気持ちもあるんですけど、でも、自分の役割はそういうことじゃないんだろうな、と思っています。ここでも使えるし、あそこも大丈夫だし、いざとなったらこういうところでも使えるオールラウンダーが、私に求められているものなんだろうなという気がしてきました。今日はライトに入ったけど、昨日はピンチサーバーだったし、その前はレフト。リベロもやらされましたよ。毎日、違った感覚でコートに入らなければならないので、気持ちの切り替えが大変なんです。いつ、なんの試合で、どんなポジションを求められるかわからないので、とにかく対応できるようにしておかなければならない。だから、練習試合のコート内で、もっと若い人への指示を的確にしなきゃと思っているんですけど、今は自分のプレイでアップアップの状態です。
Y:どこのポジションをやりたいとか、どこだったら自分を最も活かせるというリクエストはないんですか。
N:全然、拘っていないです。私はバレーを始めて以来、全部のポジションをやったことがあるというのが、密かな自慢だったりするんですよ。まあ、一番レフトが長いですけど、セッターもやったことがあるし、なんとセンターもあるんですよ。高校に入ったばかりの頃はセンターでした。なんたって、センターでインターハイ3位になったんですから(笑)。好き嫌いで言うんだったら、サーブレシーブが一番好きですね。苦手なのはセンターとレフトかな。でも、技の追求も大事ですけど、私は自分の持ち味が出せればいいかな、と思っています。私がコートに入ると雰囲気が変わる、というような。あるいは、自分がコートに入ることによってこういう攻撃ができるようになったとか。
[戻る|次へ]

[戻る|0.TOP]

(C)2004 Fuji Television.