Y:その前に世界最終予選。もう間もなくですが、どう闘っていきますか。
N:この全日本チームというのは、最終予選は勝って当たり前、五輪でどれだけ活躍するかに注目が集まっているじゃないですか。周りの人たちがそう期待してくれるのはすごくありがたいんですけど、でも、私たち選手は、絶対に気を緩めてはいけないと思いますね。前回のシドニー五輪の反省を踏まえて言うと、何が起こるかわからないのが最終予選だと思うんです。「私たちは最終予選で勝てるから。私たちの目標は次だから」と言うのも良いけど、でも、1戦1戦確実に勝ちにいかないと、オリンピックもないんですよ。チームに「最終予選は大丈夫」と言う雰囲気が出てきたら「そうじゃないだろう」とは言うつもりでいます。それはやはりみんなに伝えていきたい。最終予選までの練習の取り組み方もそうだし、試合に入ってからも、とにかく1戦1戦、1セット1セット、1ポイント1ポイント大事にして行こうよ、と。前回の時、私たちは、クロアチア戦の1ポイントで、五輪の切符を取り逃してしまったんですから。初戦のイタリア戦が鍵になると思います。チームの意識を結集し、1ポイント1ポイント大事に積み重ねて、気がついたら勝っていたというのが理想ですね。
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