Y:ヤクルトはドラフトで指名した選手を大事に育てている。一方の巨人や阪神は、FAと逆指名で、即戦力になる選手を集めている。金持ち集団に対抗する頭脳集団という構図で見ている側は面白いのですが、今シーズンはどんな知恵を使って金持ち球団を打ち負かしていくんでしょうか。
M:お金を持っているところが知恵も使うと厄介なんですけどね(笑)。ウチの武器はチームワークなので、選手個々が1試合1試合、絶対に勝つんだという強い気持ちで立ち向かって行けば、2001年のように(優勝に)なると思いますね。あの時だって、シーズン前の専門家の予想はBクラスでしたから。30歳を過ぎると不思議に、自分の個人的な数字にはあまり興味がなくて、とにかくチームの優勝が何にも増して優先事項になってくるんです。確かに他の球団に比べれば戦力は落ちるかもしれないけど、団体競技というのは、選手個々が強いところが必ずしも勝つというわけではないので、僕らにもチャンスは十分にあると思います。とにかく、最後の1試合まで絶対に諦めない気持ちでやりますよ。
Y:8月にはアテネ五輪もあります。こちらの注目度も半端じゃないと思いますので、コンディショニ ングだけにはくれぐれも留意していただきたい。
M:もし、また選んでいただけるなら、絶対に「金」を取って帰国したいと思います。シドニー五輪の前に柔ちゃん(谷亮子)が「最高で金、最低で金」と言っていましたけど、僕らは「最悪で金」ですね。げっそり痩せる覚悟はできていますよ。
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