Y:その松井選手はメジャーに移籍しました。一方、宮本選手は今シーズンからヤクルトと5年契約し日本に残る道を選んだ。ヤクルトへのチーム愛からそんな判断をしたんですか。
M:そもそも僕は、逆指名でヤクルトに入団したんですから。僕に合ったというか、僕を活かしてくれる球団だと思ったんです。当時は野村克也監督だったんですけど、考える野球を教わったので、僕にとってはすごくプラスになりました。今シーズンに5年契約をしなければ来季、FAも取れたんですけど、いろいろ考えてみても、この先、ヤクルト以外のユニフォームを着るイメージはできなかった。もちろん、メジャーという道も少しは想像しましたよ。でも冷静に考えて「無理だな」とも思ったし、誰でも彼でもメジャーというのは、大リーグにも失礼だと思いましたしね。FAを取ってから、ゆっくり考えるという選択肢もあったんですけど、そうなると周辺も煩くなるじゃないですか。今回、ヤクルトから5年契約の話をいただいたので、その間、ヤクルトにしっかり貢献したいなと思い、迷いなく契約させていただきました。
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